子供の転校手続き
転校を決意するに至るまで
転校となると、こどもは家庭内の問題に加えて更にストレスを抱えることになります。
子供達の生活環境は変えずに、モラハラ夫がどこか遠くへ引っ越してくれればそれが一番です。
しかし、モラハラ夫はそんな物分かりの良いことはしないでしょう。
口では、
「子供のためだ」「子供がかわいそう」「子供の事を考えてやよ!」
なんて言いますが、モラハラ夫は子供も精神的に虐待し全く行動が伴いません。全ての決断において自分が一番です。
子供の通学区など環境を変えない近場に子供と引っ越して、モラハラ夫とともに
[離婚しても親として協力して子育てしましょう]
が出来ればベストだと考え、夫に実家に戻ってもらった別居後話し合いなどしてみましたが、
そもそも離婚には絶対に応じない!!!
今まで住んでいた家には俺が住みたい!(子供ともども引っ越してという事)
養育費払いたくない! 財産分与は請求しないで!
ああしてほしい・こうしてほしい!!。。
やはり、何においても全く話になりません。近場の別居だったこともあり、
毎日毎晩あれこれ理由をつけては私たちの所に来て全く心が休まることはありませんでした。
夫が来る・来たと思うと子供ともども、冷や汗をかき、心拍数が上がり、全身の血管に砂利でも入ったようにゾワゾワし、モラハラ夫に会って話すと、自然と涙が出てきて止まりませんでした。
何とか話し合いで前に進まねば!母だもの、モラハラ夫と話すの嫌だ!なんて逃げていられない。頑張らねば!
と思っていましたが、子供ともども精神的にプツンと切れてしまい。。
子どもたちも精神的に不安定になり、モラハラ夫からは物理的に距離を取り会えないようにしないとダメだと転校を伴う転居を決断しました。
転居先学校の事前調査
実家に帰るなど場所が決まっている場合は、粛々と手続きを進めるだけですが、アパートを借りるなど転居先に選択肢がある場合、住所によって子供が通学する学校が決まりますので、転居先の学校に子供達が今まで取り組んできた部活などがあるかなどを考慮してあげると良いと思います。
転校したストレスの中で、今まで取り組んできた大好きなものが日々出来ないとなると、更にストレスになってしまうでしょう。部活や課外活動は、お友達を作り学校に溶け込む良い機会になり得ます。
学校のホームページやネットでの情報収集が出来ない場合は、
・直接学校に問い合わせてみる
・転居先自治体の転校を担当するところに問い合わせる
など情報収集をしてみましょう。
まだ、そこの自治体・学校に行くと決まった訳ではない段階でも、「どうしよう・・」
と悩んでいても何も前に進みません。
問い合わせて行かなくても全く問題ありません!悩むより行動してみましょう!
そもそも、確認したらその選択肢はダメだったということもあります。
行動を起こすとどんどん選択肢は絞られていき、自分の悩みや迷いも少しずつ解決していきます。
私もそうでしたが、
・自分の事・・(日常生活のさまざまな転居手続き)
・子供達の学校の事・・(担任の先生・校長先生と面談)
・習い事の事・・(辞めますと伝えあいさつ)
・仕事の事・・(事前の退職の申し出から引き継ぎなど)
短期間にやらなければならないことが沢山で頭がパンクしそうでしたが、
子供を連れての別居・転居を決意したら、子供の様々な手続きをするのは保護者である自分しかいません。
やる事をリスト化して一つずつこなしていきましょう。
居住地自治体の転校相談窓口・学校へ連絡
小学校・中学校の公立から公立であれば義務教育期間中で、そんなに難しい事はありません。
高校は
高校は皆入学試験を受け合格して入っていますので、基本的には希望変更などによる転校は出来ません。
が、県外からの家族全員での引越しなど家庭の事情でやむを得ない場合、相談に乗っていただけますので、
・公立高校でしたら、都道府県問い合わせ窓口
・私立高校でしたら直接学校へ
先ずはお問い合わせしてみてください。
高校は、
・転校生を受け入れ可能な学校も限られている
・年に数回、決まった時期、タイミングでしか受け入れない
・自分の望む高校に転校出来るとは限らない
など、小中学校と比べてハードルは上がりますが、不可能ではありません。先ずは問い合わせです。
学校やコースなどによると思いますが、高校2年生より、志望大学の文系、理数系など専攻が分かれる学校もあると思いますし、転校のタイミングが遅くなる場合、転入が難しくなる可能性があります。
しかし、モラハラ夫DV夫が暴れてどうしようもなく、緊急に距離をとる必要がある場合、試行錯誤して、色々ネットで調べる、問い合わせ窓口にこういうケースはどうなりますか?と聞いてみなければ始まりません。漏れのないように、やる事リストを作り、終わった項目から消していきましょう!
モラハラ夫に気付かれないように!
モラハラ夫から離れて遠くに転居・転校となると、モラハラ夫にバレた場合必死に引き留めてくるか、更にモラハラが悪化するか、時には暴力も考えられると思います。
今まで、本当に怖い思いをしてモラハラ夫の機嫌を見ながらビクビク生活していた訳ですから、バレずに無事に脱出できるか本当に恐怖です。
私は感づかれて、
なぜそんなことするんだ!
なぜ勝手なことをするんだ!
俺の人生どうしてくれるんだ!
など、勝手なことを散々言われ問い詰められましたが、
そんなことはない、そんな予定はないと言い張り続け、何とか脱出に成功しました。
感づかれた時から脱出予定日まで時間があり、その間学校の担任の先生や校長先生と面談した際、
夫からもし学校に「転校するのか?」と問い合わせが来ても何も聞いていないとご対応頂けないでしょうか?
とお願いしました。
学校としては夫も保護者ですので嘘をつく訳にはいかないとのことでしたが、モラハラ・DVは通常の事ではなく、良くご相談すれば対応して頂ける場合もあると思います。
転校直前は
近所にいるモラハラ夫にバレないように転校・転居する為には、子供も沢山のお友達に転校すると言えない状況でした。どこから情報が漏れてモラハラ夫の耳に入るか分かりません。
ごく親しい一部のお友達にのみ伝えたようですが、これは非常に辛い事だと思います。
本当にモラハラ夫は罪深いです。虐待・DVです。
子供達とも話し合意した上での転居・転校でしたが、止むを得ませんでした。
モラハラ夫という人種から離れる為には、離婚する為には不意を突かないとほぼ不可能だと思います。
私の場合、夫と離婚しよう!と心に決めてはいましたが、ある日夫が暴れた為、両家の両親立会いの下、急遽近所の実家に戻ってもらう別居になったので、モラハラ夫は自分の荷物を一気に全部持って行った訳ではありませんでした。
色々と荷物が残っており、理由をつけては家に入らせて、行くから家を空けてなどと言われることがあって、全くバレないだろう荷物は先にまとめることは出来ましたが、目に見える荷物は実行する直前までまとめる事ができませんでした。
別居直前まで同居している方はなおさらだと思います。同居している方は、夫が仕事に行き確実に帰ってこないだろうと思われる日中に行動に移すしかないでしょう。
・少しでも自分の精神的安定の為
・法的な相談
・今までモラハラ夫から他の方はどうやって脱出してきたのかなどのアドバイスを受ける為
可能であれば転居実行前から弁護士に相談しておき、夫が転居に気づくと同時に弁護士に代理人として介入してもらうのがベストだと思います。
モラハラ夫からの子連れ脱出