何なんだろうこの人は??というモヤモヤがスーッと晴れた瞬間
驚き過ぎて頭が真っ白になり、すぐに怒りの言葉が出てこない
- なぜかショッピングセンターで私をまこうとする、わざとはぐれようとするモラハラ夫・・馬鹿らしいので探さないでいるとキレて二の腕などを殴られ青あざ・・
- なにが楽しいのか、運転している私の顔にふざけて、「パーンチ!」と言いながら軽く(それでも痛い)パンチしてくるモラハラ夫・・危ない・・
- 自分なりに工夫してご飯を作れば、「お前は決まったものだけ作ってればいいんだよ!」・・
- ある程度レパートリーを固定して作っていれば「お前はほんとに同じものしか作れないよな!」・・
- 第1子妊娠5か月の時、知らない番号からかかってきた電話を取らずにいたら「とれ!」とキレ胸元をもって引きずられる・・
- 出産後自宅に戻ってきて外出できないので ”ご飯買ってきて”と頼んだら軽食を買ってきて「いいんだよ!お前なんて!」と自分はしっかり弁当を食べる・・
こんな事が日々しつこく繰り返されていました。思い起こせばお付き合いの時から兆候はあったのかも知れません・・が、
結婚して籍を入れてからです、こうなったのは。
私が結婚するまでの人生の中で、学生時代、性格が悪いいじめをする人もいましたし、悪ふざけが過ぎるなと思う人もいました。が、
私が結婚したモラハラ夫の、結婚してからの言動は、今まで経験したことのあるレベルではありませんでした。
「わがまま」と言えば、わがままが過ぎる。
「少年のような心を持った」と言えば、精神年齢が幼すぎる。
「思いやりがない」と言えば、普通の人間なら道徳的にちょっとそこまでは出来ないとためらうレベルを軽々と超えてくる。
後のモラハラ夫は
「籍を入れて自分のものになったから、なにをしても良いと思った」
と言いました。正直な気持ちで言ったのでしょう。
なんだろうこの人は??とモヤモヤする日々
人間、外部からの情報を積極的にとらなければ、今までの自分の経験からしか考えられず、まだガラケーの時代でこっそり検索もできず、
・このひとはいじめをするような人間がそのまま大きくなったのか?
・他人が嫌がるようなことはしてはいけません!と誰からも教えてもらえなかったのか?
・なにかがあって、精神的に何重にもねじれてしまったのか?
・これが本当の「釣った魚にエサはやらない」なのか?
など、今まで自分が会ったことのある人に当てはめ、
こういう人もいたな。
こういう人が酷くなったタイプなのか?
でも、人間だもの、夫婦でコミュニケーションとっていけば治るはず
嫌だと伝えれば改善するはず
という思いが捨てきれず、寝る直前にモンモンと考え込んでしまう日々を過ごしていました。
例えば、人通りがある通りでふざけて柔道技の大外刈りなどをして、わざと私を転ばせるわけです。
モラハラ夫はしりもちをついた私を
「面白れぇ~」
と言いながらニヤニヤ満足顔で見ているのです。
私は恥ずかしいし、周りの人たちも「えっ、何してるの?」という顔で見ます。
私の頭の中は、恥ずかしいのと、
「え??? これの何が楽しいの??? 頭おかしいの???」
で一瞬真っ白になってしまい、
「なにすんのよ!!」という怒りの言葉が瞬時に出てこない状態になっていました。
間をおいてから、怒りの抗議をするわけですが、モラハラ夫は、
「てめぇ、調子にのってんじゃねぇぞ!」
「それだったら、この前俺が払った食事代返せ!」
「これから光熱費全部お前が払え!」
など、お金で攻めるのです。それでも、
・なんとかモラハラ夫が治る方法があるはず
・子育てしていくうちにいい父親になってくれるはず
・今離婚したら子供が小さいから子供が父親の顔を覚えていない
・将来こどもに父親の事を聞かれたらどう答えるか?
などグルグルと頭の中で考えながら耐え、この人と何とかやっていこうという思いでいました。
今思えば、当時の私は離婚という決断力もなければ、一人で子供を育てていくんだという覚悟も持てず、離婚したとして離婚後の子供との人生も、良いものを想像することが出来ませんでした。
ここでスパッと決断して実行できる人もいると思いますが、思い悩み決断できない人も多くいると思います。
私は、決断できないのは優柔不断だからとかそんな理由ではなく、それは仕方のない事で、その後の子供との人生を真剣に考えてこそ悩むのだと思います。
だから、今悩んでいる方は自分を責めないでください。
とことん悩み抜いてこそ、本当の意味で腹をくくれる状態になると思います。
今はモラハラ夫に隠れスマホでこっそり、色んな情報を検索して得られるようになりましたが、私の結婚当初、スマホは無く、PCも一家に一台だった我が家では検索して探すという事もほとんど出来ず、そして、こんなモラハラ夫の事を誰にも相談できず、
他所の夫はこんなこと無いんだろうな・・と思い悩み生きていました。
そしてモヤモヤが晴れた瞬間が!
書店に行っても今ほどモラハラという言葉が認知されている時代では無く、参考になるようなものもなく、
自宅のPCはモラハラ夫と共用だった為、このPCで検索して履歴がモラハラ夫に見つかったらと思うと怖くて出来ませんでした。
が、働いていた会社のPCで、履歴を残さず検索する方法、履歴を消す方法があることを知り、隙があれば自宅PCでもモラハラ夫の言動を入力検索して履歴を削除するを繰り返していました。
そしてある時、モラ夫という言葉に出会うのです。「モラハラ被害者同盟」というサイトで、読んでいく中で
「うちの夫はこれだ!!!」「こういう言動をモラハラっていうんだ!!!」
と目の前の霧がスーッと晴れた瞬間でした。夫の言動が改善された訳でもない。
でも、この人はなんなんだろう??という疑問に答えが見つかり、敵が分かったので、ここからもっと情報収集をして敵を知ろう!対処法を知ろう!と、前向きになれたのです。
結果として分かったことは
それから十数年、私なりに試行錯誤してきましたが、結果わかったことは、
モラハラ的な言動が全く気にならない方以外は、物理的に距離を取るしか方法がない
という事です。心の距離を置くではダメです。
モラハラ夫にとっては、すべてのストレスをぶつけられる大事なターゲットなので、一緒に暮らさない以外避ける方法はありません。
- そんなに暴れないでと大きな心をもって優しく接すれば改善するのではと思いましたが⇒更になめられるだけ
- それではと、モラハラ夫がそんな態度に出た時は、男のように夫より更に強い態度に出てみましたが⇒相手が焦り本気?に近い腕力をもって私の態度の更に上をいくテンションでねじ伏せられるだけでした⇒これは危険
離婚前に離婚の危機も何度かありました。警察のお世話になったこともあり、モラハラ夫は泣いて反省しましたが、私が戻りわずか2週間足らずでモラハラ夫復活の兆しがあり、戻ったことを本当に後悔しました。
ただ、今私がとてもスッキリした気持ちで離婚を後悔することなど微塵もなく離婚後の生活を送れているのは、今までの悩み試行錯誤があったからだと思います。
だから、皆さんもとことん悩んで下さい。とは思いません。吹っ切れるタイミング、決断できるタイミングは人それぞれ、モラハラ被害状況も人それぞれです。
こういう記事を読んで下さり、よし離婚しよう!と思っても、離婚後にもしかしたら離婚しなくても良かったのでは?と後悔するのでは、それも辛いです。
後悔しない!と心が決まり、離婚に向けてしっかりと準備が出来たら実行に移しましょう!
今モラハラ夫と同居中の方へ モラハラ夫からの子連れ脱出