モラハラ夫からの子連れ脱出を経験 現状を変える一助になれば幸いです

離婚後のPTSD

離婚後のPTSD

離婚後のPTSDってなに?

 

婚姻中、モラハラをされ続け、モラハラ夫の言動にビクビク怯え精神をむしばまれながら生活していると、離婚後、開放されたはずでも、元夫からメールが届いて、たとえ業務連絡のような内容だったとしても、言いようのない嫌悪感があって、本当に気が滅入ります。心拍数があがり、冷や汗をかき、直接あっているわけではないけれど強烈な嫌悪感があって落ち着くまでに時間がかかることもあります。

辛かったモラハラ夫との同居生活を思い出し

メール返信も言葉を選び、何十にもねじれているモラハラ夫の性格を考えると、こういう表現をしたらこんなマイナスに解釈して文句を言ってくるかもと考え、スっと返信できなかったり。必要以上にモラハラ夫に気を使うのを止めなければ!と思うのですが、キレて顔を真赤にしネチネチと屁理屈を言って、時には暴れる様子が脳裏に浮かび、無難に事を済ませたいと気を使ってしまう自分がいるのです。ここはがんばって相手の反応を気にしないようにする努力が必要ですね。

PTSDとは

PTSDとは外傷後ストレス障害(PostTraumatic Stress Disorder)の略語です。

生死にかかわるような実際の危険にあったり、死傷の現場を目撃したりするなどの体験によって強い恐怖を感じ、それが記憶に残ってこころの傷(トラウマ)となり、何度も思い出されて当時と同じような恐怖を感じ続けるという病気です。
こうした体験の後では、誰しもが、繰り返しそのことを思い出したり、恐怖を感じたりするものですが、普通は数週間のうちに恐怖が薄れ、記憶が整理されて、その体験が過去のものとして認識されるようになります。PTSDでは、トラウマの記憶が1カ月以上にわたって想起され続け、下に述べるような症状をともなっており、また生活面でも重大な影響を引き起こしていることが特徴です。

PTSDは、大規模な災害、犯罪だけではなく、交通事故、単独の犯罪被害、DV(家庭内暴力)、虐待などによっても生じており、PTSDを発症した人の半数以上がうつ病、不安障害などを合併しています。また、人によってはアルコールの問題や摂食障害を合併することもあります。PTSDに注目し、治療を受けることは、こうした多くの精神疾患を治療、あるいは予防することにもつながります。

引用:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_ptsd.html)


なぜ離婚後なのか?

婚姻同居中、すさまじい緊張感とストレスの中なんとかふんばって生活していたのが、別居・離婚でモラハラ夫の存在から開放されてすべてハッピーになったはずなのに・・

・自分が体験した状況と似たことを見たり聞いたりする

・弁護士を入れてやり取りしていたが、その後モラハラ元夫と直接やりとりする状況になった

などで、やっと心が落ち着いてきたところに、再度のぶり返し。この差でまたPTSDが発症するのです。

私の場合、離婚前半年くらいは、モラハラ夫が帰ってくるとわかっただけで心拍数が上がって冷や汗をかき、深呼吸が必要でした。身体的な症状を強く自覚したのは離婚半年前あたりからだったと思います。

いくらなんでも、もうダメだ、結婚しているデメリットのほうが圧倒的に大きいし、こんな人と同じ屋根の下で生活していけない!!

家族としてこれからもやっていく可能性がわずかでも残っている気持ちから、完全に離婚一択になり、

今思えば、家庭内の異様な緊張感の中でずっと生活していて、モラハラ夫に対応する・子供を守るだけで精一杯な状態で毎日必死でした。休みなしに心が緊張していたのだと思います。

そして、子どもたちも。。 最大の後悔

私だけが出かけなければいけない自治会の役員会など(もちろんモラハラ夫は順番がまわってきても、そんなもの当然お前がやれ。です)、モラハラ夫と家という密室に残された子供のすがるような目。

「何時に帰ってくるの?できるだけ早く帰ってきて」

そう子供に言われても、行かなくてはいけないし、私自身も子供たちを置いていくのは本当に嫌でした。そして、帰ってきた家の雰囲気の悪さ・・また子どもがモラハラ夫にキレられたのか・・

子どもたちも乳幼児ではないため、常に連れて歩くわけにもいかず、それぞれ部活や習い事、友達との遊びにと行動範囲が広くばらばらなので、どこかで私がいないときに誰かがモラ夫の被害を受けたり・・

私も体一つのため全員を守り切る、やられている時にかばってあげることができませんでした。

この体験は、のちに離婚調停で弁護士に言われた

「すべての嫌なことから子どもを守ることは出来ないし、守る必要もない」

※離婚調停で子供達への調査官調査を受け入れるかどうか悩んでいた時、人生において子供たちにとって嫌なこと辛いこと全てから守ることはできないし、する必要もない。と言う意味です。

という意味合いとは全く違います。
家庭裁判所調査官による子供の調査官調査

小さい頃からの親からの虐待はトラウマとなって長く尾を引きます。少しの親の不機嫌や八つ当たりなら、だれもが経験すると思いますし、そんな経験も必要なことかと思います。でも、子供に意味のない暴言を吐く、わけのわからないことでキレて暴力をふるうのは子供の人格形成に大きなおおきな影響を与えます。

もっと早く離婚していればよかった

これが私の最大の後悔です。

実際にその時、それが出来ていたか、といえば現実に起こったことが私の限界だったのだと思います。私は大人になって結婚してからモラハラ夫の被害にあった(自分に見る目がない、思慮が足りたかったと思いますが)ので、結婚前まで生きてきた人格が根底にはありますので、多少回復のちからはあると思います。

でも、子供たちは、生まれた時からモラハラ夫がいて、物心ついたときから母親がモラハラ夫にキレられたり、親の言い争いを聞いたり、自分もわけがわからないことでキレられて蹴られたり、、

もちろん、楽しい思い出もありました。こどもの記憶にもあります。だからこそ、モラハラ夫に波があるからこそ、ハネムーン期があるからこそ、

もう少しなんとかモラハラ夫を改善できるんじゃないか

家族としてのかたちを維持してなんとかうまくやっていけないか

そう思って長引かせてしまいました。
モラハラ夫の特徴

今、子どもには、いろんな音や声に敏感になりすぎてうまく眠れない(私たちの言い争いを聞耳を済ませて聞いていたためと子供に言われました)、「おまえなんて何やってもダメだな!」とネガティブなことをたくさん言われ、暴言暴力をうけて育ってしまい、過度に自己肯定感が低いなどなど、がんばっているけど大変なことがあります。

本当にこどもに申し訳ない気持ちでいっぱいです。これを支え上手く改善していくのは私の役目です。こどもの個性による部分もありますが、我が子には幸せに頑張って生きていってほしいと心から願いがんばります。

個々の状況、判断によるとは思いますが、きっと子どもが幼いうちにモラハラ夫と離れて、心の安定した明るいお母さんと二人生活で育った方が悪影響は少ないと思います。きっと、じゃなくて絶対!ですね。

なので、

本当に自分が仕事をもって定期的な収入を得る状況を作っておく

ということは、本当に大切です!がんばろう!