モラハラ夫からの子連れ脱出を経験 現状を変える一助になれば幸いです

離婚調停と夫婦関係円満調停

夫婦関係円満!?調停

私からは夫に離婚要求の離婚調停、夫からはやり直したいの円満調停。
結婚して約15年、結婚直後から些細な事で激高し、顔はなかったものの、二の腕、足などに青あざが出来、言い返すと

”調子にのってんじゃねぇぞ!”

”俺にこんなもの食わすんじゃねぇ!(と言って皿をひっくり返す)” 

”ブス、デブ、ブタ”

子供にも、

”一生リビングに来るな!” 

”下手くそ!ほんと何やってもダメだな!” 

”もう(お前の)金払わねぇからな!”

こんなにやりたい放題で、嫁子供が家を出て行ったのにまだやり直せると思っていること自体恐ろしく感じ。。

自分の支配下に置ける、ストレスを好き放題ぶつけられる人間達を手放したくなかったのでしょう。

本当に、回りの状況を察する、相手の気持ちに共感する事が出来ない人なんだと改めて強く思いました。

・自分の要求が通るまで絶対に諦めない

・子供が怖がっていて面会もしていないのに夏休みなどの長期休暇にそれぞれ宿泊を伴う面会を要求する

・子供学校行事の予定表を渡せ

・参加を認め妨げるな

と自分の要求はしっかりしてくる。

面会も出来ていないのに、その原因が自分なのに自分が家族に対して、今まで何をしてきたのか全く分かっていない。。

本当にこういう人間の恐ろしさを感じました。

 

調停にて

弁護士の先生からは、調停では感情に任せて思っていることをじゃべりまくるではなく、一定の時間しかないので、目的意識をもって話しましょうと言われました。

私も初めての調停ですし、緊張もしていましたし、様子を見ながら、でも”離婚しかない”という主張はしっかりして、態度は控えめでした。

夫側は ”やり直したい” 、私は ”離婚しかない!”

2回目まで全くの平行線

お互いの主張は書面で予め裁判所に提出済みですが、私側の主張は15年分の内容では無く、主に直近の出来事を記載し、この原因により離婚を主張するというもの。正直、物足りない内容でした。

調停員の方には、”結構ひどい事してますよね(夫側が)”と言っていただけましたが、私は心の中で

”こんなもんじゃないんだ!!”と叫んでいました。

15年で有ったことを全部調停員の方に話して分かってほしい!分かった上で話を聞いてほしい!

話そうとして弁護士の先生に制止されたこともありました。

が、あとで振り返れば、確かに私があれやこれやと盛り沢山で話したことで本題の解決が遅くなりそうなこともあり、制止されたことは納得でしたが。

私の勝手な想像で、

調停とは、夫側がひどい事を長年してきて、私がこんなことされてきたから離婚したい!と言えば、皆常識を盾に夫側に離婚に応じるようにと説得してくれると思っていました

現実は、

夫側の弁護士も当然夫の主張をサポートし、調停員の方も ”あちら(夫)側はこう言っておられますが、いかがですか?” と、本当に中立の立場で私と夫の意見を交互に聞いてそれぞれに伝える。

この繰り返しでした。

”離婚したい” ”離婚はない。やり直したい” お互い、30分を2回ずつ繰り返し、では次回はいつにしますか?と。

見ず知らずの方が、時間を割いてこんな私たちの話を聞いてくださり、話し合いの助けをしてくださる。直接話したのでは、全く話にならない人種なので、それは本当にありがたく、調停員の方には感謝しかありませんし、毎回調停員の方に感謝の気持ちをお伝えしていました。

でも、なんの進歩もないまま平行線。調停員の方が夫を説得してくれるわけでもなく。。

これってどうなの?このままではどうにもならないのでは?

と私の中に焦りが出てきました。もっと自分から積極的に動かなければ!そう思い、夫に手紙を書くことにしました。

 

更に強く意思表示するための行動

裁判になったとしても、離婚の意思を貫き、最終的に離婚する!という意思は固かったのですが、出来れば調停内で離婚出来るほうが弁護士費用、時間的にも良いと思っていましたので、出来る限りのことはやってみよう。そう思い立ち夫に手紙を書くことにしました。

夫側からは何通かやり直したいと書いた手紙を貰っていました。私から見れば、

やり直したいと書いてある手紙の内容も・・ん??でした。

離婚による財産分与を避けるために裁判所に提出する書類としてのアピールでしかないと思っていました。

なぜなら、別居前後、弁護士に依頼する前の夫の言動から、

親権は渡すからその代わり養育費支払いも財産分与もしたくないという強い意思を感じていたので。

はっきり口に出してそう言ったこともありました。

自分の思いを手紙にし、結婚生活約15年で起こった離婚原因となる主な出来事を、時系列で箇条書きにし(PCで作成し、A4で4枚分)、3回目の調停にすべての思いをぶつける覚悟で臨みました。

 

別居前後のやり取りで。。

夫は

「養育費なんて払ったら、計算したら生涯で凄い額を払うことになる。要求しないでくれ」

「(離婚したいと言い出した)お前(私)が俺の幸せを全部奪ったからなー」

「俺の人生めちゃくちゃにしないでくれよ!」

との言葉を聞いたときは、本当にびっくりしました。どの口がそんなこと言うのか!と。

私が

”全部自分のしてきたことの結果でしょ!”

と言うと

”そうだけど、俺にも少しは幸せになる権利あるでしょ”

と。あなたの権利なんて知らないし、家族の犠牲の上に成り立つモラハラ夫1人の幸せなんてありえません

家族を虐げ、俺は王様だと(実際神だとふざけて口にしたこともありました)恐怖で支配し自尊心を保つ幸せなんてあってはいけません

 

手紙を書きあげる

夫への手紙では、もうどこまでいっても離婚しかないと、とにかく思っていることをストレートに書き綴って書き上げました。

私としてはキツい文章を書けたとは思っていないが、思っていることをストレートに書けたので、調停員の方含め、読んで頂けるのをうれしく思いました。

夫と二人きり、面と向かってこの内容を話したとしたら、絶対に話を聞いてもらえない、恫喝され責任転嫁され会話にならないので。

裁判所に自分の思いの証拠として提出するので、夫側も嫌でも目を通すので、

私の思いを邪魔されず読んでもらえると思えば、それだけでも手紙を書く意味が私にはありました

そして、3回目の調停で

ここまで書き連ねて、それでもやり直せると思っているなら、もう本当に理解不能。。

そんな気持ちで臨んだ調停の3回目。調停室に入り、先に入っていた夫側の考えを調停員の方から聞きました。

”手紙を読んだが、やはり自分から離婚するとは言えない”

とのこと。

ガッカリしたのと、やはり裁判に移行するしかないのかと改めて覚悟しました。

私も変わらずの主張で、”裁判に移行してでも離婚しかない” と伝えました。

調停委員の方も、

はっきり言って話し合いで結果が出るとは思えない。もう調停不成立で裁判に移行しますか?

と言いました。仕方ないなと思いましたが、まだ調停で話す項目が残っていたので、その結果を待ってから裁判に移行すると伝えました。

調停で残っていたのが、子の面会調停です。
子供の面会調停

子供達が夫を怖がり・嫌がり、夫との面会を拒否していたため、夫側から起こされた調停でした。

そして、次の入室で呼ばれた際、調停員の方から待望の言葉を聞くことが出来ました。

”夫側は親権を妻で離婚に応じてもいいと言っている。何か疲れたということで” と。

”養育費は子供が18歳までにしてほしい” 会ってくれないのに、あまり払う気がしないような感じでしたよ。とのことでした。

私はこれで了承し、早速調停調書の作成に入り、3回目の調停で離婚成立となりました。

別居してからも何かと理由をつけては毎日のように私達の住む家に来ては、子供に対しても様々な要求をし断っても本当にしつこく諦めない!

夫の声を聞き、居ると存在を感じると、心拍数が上がり、冷や汗が出て、体中を巡る血管の中に砂利でも入ったかのように全身がゾワゾワする。

自力解決を目指して、直接夫と話していた期間中も、話していると涙が出てきてしまう状態でした。

そんな状況の中で、この状況から離婚に向けて話を先に進めようと思うなら

夫から物理的に距離を置き弁護士に依頼して、一般常識、法に沿って夫に対峙してもらう以外ない

と転居を決意しました。

弁護士の必要性

 

離婚せず、この状態のまま一生過ごすという選択肢は絶対にありませんでした。

子供を連れて急遽引越しせざるを得ず

転校手続き、急な志望校変更による高校入試、そして私の急な退職と少し気が狂いそうな状態をなんとか必死に乗り越えた私からすれば

”疲れてるのは私の方だわ!”と心の中で叫んでいました。
子供の転校手続き

本当は慰謝料もしっかり貰い離婚したかったのですが、養育費払わない・財産分与もしないと言っていた夫を、夫側も弁護士をつけた状態で調停まで持ち込め、この結論を得たのは、当初から考えれば成果だと思いました。

目の前の霧が、さーっと晴れたような気分でした。